2015.10.10_日本山岳協会主催第54回全日本登山体育大会宮城大会(栗駒山)

全国からこの宮城県に集まっていただき、栗駒山を堪能していただければと思い、今回いざという時のサポートのお手伝いをさせていただきました。
でも、都道府県山岳連盟の推薦を受けた方々を中心とした方々なので、サポートの必要性はあまりなのではと思っていました。

ちなみに要項の参加資格には、
①都道府県山岳連盟(協会)より推薦を受けた方。
②公益社団法人日本山岳協会の役員,参与および賛助会員。
③地域の登山普及を図るため,主催者が特に認めた方。
と表記されています。

それなりの方々が参加していると思っていましたが、そうではなかったです。とても残念な出来事もありました。
来ていただいたことはうれしいことなのですが、同じ山を登る仲間としてはちょっと残念です。

私のサポートしたコースは、中級者向けで登り3.5時間と表記されているコースでした。
結局、私たちがサポートしたグループは、4時間50分かかりました。
ちなみに山と高原地図の標準タイムは4時間10分ほどです。
中級者であれば、3.5時間は標準的な時間と思います。
原因は、極端に足元が不安定な方が一人いたためです。明らかに中級者とは思えませんし、T型ポールを両手に持って行動していて、使い方も適切ではないように思いました。
明らかにこのコースに参加できる方ではないと。同じ仲間がいたから来たのだとは思います。会の山行であればいいですが、今回は日本山岳協会主催第54回全日本登山体育大会宮城大会(栗駒山)ですからね。

まあ、こういうことはツアーではよくあることですね。でも、私たちはいざという時のサポートですので、ツアーをコントロールしている訳ではありません。
しかし、もっと自分で自覚しなければならないと思いますし、一緒に参加した仲間がもっと声掛けやサポートするべきと思います。
今回、そういったことはなく、逆にもの凄い声掛けをして、唖然とする場面がありました。
ノルカフェとしては、その方がショックでした。一緒に登っている仲間に対しての言葉としてあり得ません。

まあ、全員無事に下山できましたので、私の役目としてはよかったと思いますが、もの凄く気分が重くなる登山になってしまいました。

一緒に登るなら、楽しく登りたいですよね。

さて、本題の登山の様子です。

栗駒山の裏掛けコースは、宮城岩手内陸地震によりドゾウ沢が崩落し、土石流となり下流の駒の湯温泉を押し流し多数の死者が出た
ことにより閉鎖されていたのが、昨年秋に開通したものです。

いこいの村跡地の迎い側から登山道に入ります。


渡渉地点。ロープが張っているところよりちょっと上流の方が渡りやすいです。


ここが、土石流が発せいしたドゾウ沢上流部。
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ここが崩落地点です。全体が滑り落ちていることが分かります。
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ドゾウ沢を越えて、山頂方面の眺め
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笊森避難小屋が見えます。笊森コースは、薮化が進み、通行不可とのこと。小屋なかなか快適とのことなので、泊まってみたいものです。


やっと山頂が見えてきました。もうお昼なので、かなり雲が出てきています。風も冷たいですね。


山頂はもの凄い人の数!宮城大会への参加者&スタッフで400人はいると思いますので、混みますよね。
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この時の紅葉は、いわかがみ平より下が良さそうな感じでした。ですが、もう茶色化してしまっているので、きれいに見える紅葉はほとんどなかったです。
今年は、紅葉前線速かったですね。

それでは、また。

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