2015.08.03_北アルプス(上高地ー涸沢ー北穂高岳ー奥穂高岳ー前穂高岳ー岳沢ー上高地)3日目

今日の予定も4:00起床、6:00出発。
行程は、
奥穂高岳→吊尾根→紀美子平→岳沢→上高地→沢渡→仙台
です。かなりの強行軍かな。でも、1日伸ばしても疲れると思うので。

御来光です。昨日は見れなかったので、本当によかった。でも、ちょっと寝不足気味。三日目ともなれば、疲れも溜まってきますね。
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穂高岳山荘に朝日が当たっています。ちょうど、人影が映っています。


奥穂高岳方面も赤くなっています。なんとも素敵ですね。
しかし、三日間とも天気は最高!ただ、今日は午後から雲が出てくるような予報ですが、私たちの行程に合わせて天気もよくなっていたような・・・。普段の行いがいいからですね。


すっかり、日が出てきました。今日で北アルプスともお別れですね。ちょっと残念に思いながら、帰れる!喜びを感じています。

出発の準備をしていると、テラスに韓国の方達が集まってミーティングを始めました。所々に地名が日本語で出てくるので、大方のコースが分かりました。私たちと一緒です!こりゃ〜大変です。
そのミーティングですが、リーダーらしき方がコースを説明すると、20名ほどがスタート。まだスタートする気配のない方達もいます。これは、ルートは同じでもまとまって行動する訳ではなく、それぞれが好きなようにゴールまで行くパターンのようです!恐ろしい!だから、昨日のように遅れて到着する人もいるのでしょう。先に出た人達も集団という訳ではなく、2〜3人のグループで行動している感じです。トップグループは、トレイルランニングのように速かったです!速いのは勝手ですが、ピッタリくっついて煽るのは、やめてほしいですね。それにしても韓国ではこのようなスタイルがスタンダードなのでしょうか?事故が起きたら、どうするのでしょうね?

ということで、奥穂高岳へのいきなり岩登りから始まります。ですが、韓国の方達の団体のため渋滞です。これは仕方ありません。


奥穂高岳の山頂です。韓国団体に占領されています。記念写真のため大渋滞です。
ということで、ここで先行してしまおうと急ぎました。ですが、トップグループには、抜かされました!とにかく速いです。恐ろしい体力の持ち主ですね。キムチパワーかな?


奥穂高岳から、ジャンダルム方面の眺めです。いや〜、北穂高岳だけから穂高岳山荘も凄かったけど、この先はもっと凄いですね。


ジャンダルム方面のパノラマの眺めです。広いです。
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槍ヶ岳方面のパノラマの眺めです。空気が澄んでいて、眺望が効きます。本当にいい日に恵まれました。


これから、吊尾根です。右側が切り落ちています。
確かに、北穂高岳と穂高岳山荘の間よりも足元がよく見えて、狭いです。でも、それほど怖さはなかったです。それより、カップルの登山者の女性が慣れた足さばきをしていなかったので、そちらの方が見ていて怖かったですね。


岳沢小屋が見えました。あそこまで一気に下りていくのだと思うと、かなりの急斜面ということが分かります。


斜面に細い道が続いています。


紀美子平、到着。もちろん西穂高岳の山頂は、パス!
硫黄岳方面のパノラマの眺めです。上高地も見えていますが、かなり遠いですよ〜!
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またまた、韓国の方達が大勢登っていきます。ちょっと休んで、岳沢に先行します。


とにかく急斜面です。この斜面でかなり足にきました!
このハシゴの高度感、すごいですね。しかし、ここを登りには使いたくないなあと思った次第です。


岳沢小屋にやっと到着。韓国の方々のトップグループは、昼食中です。まだ、昼食には早いですが、小屋にて大休憩!
で、ここにはもう一つ目的がありました。ブログでも紹介されていた「てるてる坊主」を購入したかったのです。
なぜって?いつも景色を撮っていますが、何か一工夫したかったのです。それにこの岳沢の「てるてる坊主」を活用しようと考えたからです。
これからのノルカフェの写真に登場してくるでしょう。お楽しみに。


吊尾根を見上げてみましたが、いやいや!凄いところを通ってきたなあと、ちょっと感慨深げ。


ここから上高地までは急斜面はなく、普通の登山道。ですが、とてもインターナショナルでした。
英語、フランス語、ドイツ語、中国語を聞くことができました。とにかく国際色豊かな人達が登ってきていました。
ある家族は、子どもは中国語を話し、父親は欧米人、母親は流暢に日本語で挨拶!どこ家族も日本語で挨拶してくれて、とても清々しい気持ちになって歩くことができました。(実際は、かなりよたっていました!)

最後に大学生らしき団体が登っていきましたが、ある意味日本らしい光景で、ホッとしましたね。

やっと上高地の遊歩道にでました。


登ってきた北アルプスの眺め。いやいや、本当に凄いところにきてしまった。
東北にはない山なので、圧倒された部分もありましたが、あの景色を見てしまうと、また来たくなる思いも分かりますが、私にとってはかなりきついものだったので、どうなるかな?(もっと鍛える必要アリ!そうしないと、ゆとりを持って行動できない!)


最後に、観光客でごった返している河童橋を渡り、お土産を買い込み、バスターミナルへ。

沢渡に戻り、温泉で汗を流し、高速に乗る前に遅くなった昼食を取り、仙台まで帰ってきました。
途中、道を間違え、北陸道経由で帰ってきましたが、こちらの方が空いているようです。距離的には10kmちょっと遠いですが、高速料金は変わりません。

今回は、ある意味、私のためにコースを考えていただき、荷物も軽いものを分担しました。おかげで、何とか無事に帰ってくることができました。本当に助かりました。
さらに、初めての北アルプス、素晴らしい景色と出会え、うれしく思います。ただし、疲れて感動が半減した感じです。

テント泊は、激混みの小屋泊より快適だったと思います。ちなみに宿泊代金は、1泊2食付きで9500円前後。テント泊は一人1000円。費用も重要な要素ですね!ただ、荷物の軽量化を考えたら、小屋泊まりの選択もありだと思いました。どちらを選ぶかは、その時々で決めればいいのかな。
荷物の軽量化はもっとシビアにするべきだったと思いました。今回、食料が多めだったと反省しています。あとは、細々としたものをもっと削り、軽量化をするべきだったと。

それと、今回のコースでは、クライミングの経験が生かされたと思います。三点支持もでき、岩登りでもっとシビアな状況を経験しているので、緊張しながらもゆとりを持って通過できたように思いました。普通のトレッキングだけの経験で、ここにきたら大変だと。カップルと同じことになっていたかも。

滋賀県から来られて人達と穂高岳山荘で一緒になったのですが、南岳からキレットを通ってきたとのことで、キレットより北穂高岳と穂高岳山荘の間の方が怖かったと言っていました。人によって感じ方は違うので、比較はできませんが、それならノルカフェでも行ける?

一緒に行った方からは、「もう夏はいい!」とのこと。春や秋の方が快適に登れるとのことです。その時期には、やりたいことがあるので、まだまだ行けそうにありませんね。

大変でしたが、とてもいい経験をさせてもらいました。年に一度は行っていた方がいいかな?経験値を上げるためにも・・・。


それでは、また。

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