2015.07.18_船形山 北丸松保沢 下見山行

8月の県連の沢教室の下見に行ってきました。

小荒沢を登った時に、リーダーから「3つの滝をまとめて高巻きするのが大変だよ」などと言われたのですが、あまり真剣に聞いていませんでした。これがあとでとっても重要になるとは!

本日は、6人の予定が、体調不良のため5人になりました。
7:30旗坂キャンプ場集合(会ではつまり出発という意味なんです)だったので、7:10に到着すると、すでに皆さん来ていました。

今日の行程です。
7:32旗坂キャンプ場→8:08入渓→10:07滝14:21→15:40林道15:53→16:17旗坂キャンプ場

上記の行程を見て、かなり不思議に思うでしょう!
私としては、初体験のことばかりだったので、ある意味楽しかったです。
でも、かなり疲れましたね。

それでは、行程の説明を。
まずは、旗坂キャンプ場を出発。林道と沢との合流する地点まで歩きます。
本番の時は、会のメンバーの車でピストン輸送かなと。


やっと、入渓地点が見えてきました。ここまで35分


橋の手前に5〜6台停められそうです。


さて、入渓です。踏み跡があり、入っている形跡があります。沢屋?釣り師?どちらかな?

で、ここで、この沢のこと、誰もよく分かっていないことが判明!
ノルカフェもそうなのですが、いくらリーダー任せといってもある程度は自分で調べておくのが当然ですよね。
おんぶに抱っこはいけませんね。深く反省して、この間言われたことを伝えました。


入渓地点。


水はそれほど冷たくありません。でも、水はきれいで淵も何だかいい雰囲気です。


岩はゴロゴロ、流れもまあまあ、そこそこ楽しめます。


30分ほど歩いた地点。ここが広くて、休憩地候補。
(クリックするとでかくなりま〜す)


ちっちゃい滝も出てきました。


横から滝も出現。


結構このように崩落した斜面が多いのが気になりました。


沢教室にはいい沢だと思いますね。


今日は、左の方から巻きましたが、ここなら泳いで行ってもいいかも。


ここも突っ込むと面白いかも。


でっかい木の登場。川の中にあるのですね。


10mほどの滝に到着。
さあ、ここからどうする?
どう考えても直登はかなり厳しい。いや、不可能だろうと。

では、どこから高巻きするか。見回すと左右共に急斜面!
ちょっと戻ったところの右側に登ったあとの踏み跡を発見。10mほど何とか登ったがとても嫌らしいトラバースになり、沢教室としては無理。ただでせえ、ここまで登るのも大変でしたから。



となると、滝の左側を登るしかない?ということで、リードクライマーが登ります。
赤線のように登るのですが、とにかく滑りやすいし、落石の可能性も高く危険な高巻きとなってしまいました!
落石も実際に起きました。怖かったなあ。


上記の赤線の終了地点から、さらに斜め下にトラバースしていくと、この写真の上部にでるのです。
そこから、懸垂降下してきたところです。


で、上流に進んでいくと、また滝の登場です!


ここも突破は不可能。両岸は絶壁。戻るしかありません。笑うしかありません。


元のコースは無理なので、滝を懸垂降下です。


ということで、4時間以上格闘してきました。
あとは、安全に下るだけです。沢に沿って踏み跡があり、釣り師が入っていることがうかがわれました。
その道を使ったので、登るより早く下ることができました。


とにかく無事に帰ってくることができました。
しかし、直登を考えるならば、それなりの装備が必要ですね。技術も必要ですし、私にはまだまだです。

帰ってきてから、北丸松保沢で検索をかけてみましたが、数は少なかったです。
突破するにしてもハーケンを使っているようですし、地形もその当時と違いようにも思います。
というのも、それほど古くない崩落箇所があちこちにあるからです。
宮城岩手内陸地震、東日本大震災の影響だと思います。

それにしても沢教室としては不適格な沢でした。
ということで、小荒沢になるかな?

どちらにしてもお手伝いすることになるでしょう。

それでは、また。

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